将軍在上(花と将軍)

というわけで透析中に見るドラマ、アマゾンプライムから「花と将軍」です。

「生き閻魔」と呼ばれ数々の戦場で功績をあげた将軍が、実は女性だった、というところから話が始まり、その将軍が「兵馬大将軍」の称号とともに皇帝の甥との縁談を賜ります。で、その皇帝の甥が風流を愛する軟弱男で毎日友人と遊んでばかりいたのだけど、実は聡明で正義感が強くて、そして最初は生き閻魔を嫌っていたのに自分の長所を誰よりも見抜いていたことに気付き次第に二人の仲もうまくいき、って感じなのですが、まあここらへんでだいたい一息ついた感じでしばらく中断してました。

で、そのあと、皇帝の兄が西夏と組んで謀反を企ててる話があって、大将軍のイトコの絶世の美女がそれに絡んで、という感じです。西夏の王の後継者争いの話とかいろいろあって。

 

まあ、これは面白かったと言っていいんじゃないのかな。

細かくいうと不満がないわけではないですよ。イトコの美女はずっと大将軍を男だと思い嫁ぐ日を夢見ていたのに女だと知り更にその嫁いた相手がダメ男っぽいのでいろいろ失望したり恨んだりしてたはずなのに、後半は西夏王太子の婚約者として実質的にスパイのような役割を果たしてしまうあたり、ちょっと心の動きとして???な感じでした。あと、軍師の狐狸さん、ずっと大将軍をひそかに重い続けてる感じで話が進むのに、最後になって大将軍の側近姉妹の片方と普通にくっついてしまうのがなんかアレ。彼のストーリー上の重要度から言うと、もうちょっと特別な人と結ばれてほしかったですね。細かいエピソードが「これは伏線なの?」と思わせながら実はそうでもなかった的なことも多かったし。

でもね、まあ盛一倫を見てるだけでも楽しいし、なにより美人役の人が本当にすごい美人なのとかよかったです(よく、ヒロイン以上の絶世の美女の蓮がどう見てもヒロインの方が全然美人じゃん、ということがある)。ビジュアル的な綺麗さと、ストーリーの適度な複雑さとか、全体として見ると「オススメできる」ドラマだと思いました。