屋根の上のエメラルド、など(連休総括)

屋根の上のエメラルドが終わりました。

いやいや。なんか予想していた最悪の、さらに斜め下の結末でした。結局誰も幸せにならないというか、まあ念中と家蒅は自己完結してそれなりに満足なのかもしれないけど、ちょっとそれはないよなー、という感じ。特に、ラストで海南島の海岸を歩くサングラス姿のウォレスが超かっこよかったので、よけいにイライラというかムカムカしました。意識不明になっている佩簱が、念中との結婚式のときに指先が動いたりとか涙を流したりとか意識が戻りそうな雰囲気(あくまでも雰囲気だけ)を漂わせたのとかも陳腐すぎてハラがたつし、聶凱は「親友」という名目で家蒅とその母親とをアメリカに連れて行くとかおめでたいし、もっとハラが立ったのは唐世傑の扱いで、結局かれはこのまま親からも見捨てられて犯罪者としての人生を歩むことになるのか、と思うと、確かに悪人ではあったけれど救いがなさすぎる。

ともとも、聶凱が襲われて念中が刺された時点で、犯人つかまってないのだからもうちょっと警戒をしておくべきだっただろう、と思う、よね。

これでもし放火したのが聶凱だったりとかしたらもっと話がぐちゃぐちゃになっておもしろかったのに、的なことも一瞬考えた鬼畜な私ですが。

で、さて、連休中には、前半には「越王勾践」を見終わり、後半は美人心計を見直したりとか雍正王朝の続きみたりしていたのですけれど。

越王勾践、終わりまでみましたがこの結末はまああれでいいのか。范蠡が西施と出奔した、という伝説には則らず、呉の滅亡とともに西施は命を絶ってしまうんですね。范蠡カワイソス。しかしこの范蠡、知略にたけて忠義もあり、一応はイケメン枠のようであったのですが(わたし的にはタイプではない)、この人って自刎部隊とかやったようなマジキチですよね。越王勾践のストーリーは会稽山(だっけ?)からなので自刎部隊のことは出てこないのですけど。

むしろ、古谷一行にちょっと似ている勾践役の人のほうが渋いおじさんでかっこよかったっす。しかし、呉のしもべやってるときに、呉王夫差が具合悪くなって、「便の味で判断させてください」とか言い出して、うげえ、となりました。全42話だかなんだかのうち、35話くらいまではずっと呉王のターンなので、勾践どMなんじゃないかと思ってしまいました。

あとは、雍正王朝。低画質なのでDVD1枚に5話入っているので、全編で9枚なのになかなか進まない。年羮堯が大将軍から門番に格下げになり最後死を賜るあたりまで見たのですが、門番やってる年羮堯、辮髪の前のそってある部分のだんだんのびてきて、最後は五分刈りよりちょっと長いくらいにまってました。あれって、何日おきくらいにそってたんでしょうね、とか、毛が薄くなったらどうしてたんだろう、とかの疑問がふつふつとわいています。

そしてそして。そろそろ長かった新三国もあと一週間で終わりです。またどっと気がぬけそうですが、これ終わったら大秦帝国縦横(字幕)が始まるのでたのしみだな、っと(红娘子の梅賢祖役の陽志剛が出てるらしい)。