隋唐演義

大陸ナンバーワンイケメン俳優 严屹宽さん主演、2013年ドラマ「隋唐演義」です。なかなか日本で放送されそうに無いので、がんばってYouTubeの中文字幕を見ることにしました。

お話としては、楊堅が隋を建国してしばらく経ったあたりからなんですが、楊堅の次男の晋王というのがいて、これが女遊びにふけってるような奴なんですが、この役が大秦帝国縦横で主役やってる富大龍さんですね。この人がまた、いい味のある人なんですがそれはさておき。

主役である严宽さんは秦叔宝という役なんですが、1話目には登場しません。2話目の最初の方で、なぜか盗賊のアジトみたいなところで貼り付けにされてますが、そこで愛馬「黄ヒョウ」を呼ぶと馬が走ってきてナイフ的なものが飛んできて貼り付けの縄が切れ(馬賢すぎ)、しばし立ち回りののち盗賊の親玉をひっ捕えて弟分とともに連行するのですが、その途中で賊に襲われている一家を助けに入って怪我をする。
実はこの一家が、後に唐を建国する李淵一家で、賊と思われたのは皇帝の秘密部隊(楊堅が見た夢のせいで、李姓の重臣を殺す密命をうけていた)。で、秦叔宝はお尋ね者になってしまい、しかも怪我がただの傷ではなく毒を塗った刀で受けた傷だったので具合が悪くなり、弟分が盗賊の親玉を連れて行っている間に宿屋で休んでいたら宿屋の夫婦に金を盗まれて、宿代が払えずに刀は質入れされ、ついにはあの賢すぎる愛馬を売らなくてはならなくなり(ここんとこの严宽さんの表情がすごく良いのですよ。本当にこの人は、切ない表情とか涙堪えたりとか泣いたりとかするととんでもなく魅力的です)、お金がなくて飼葉を食べていない馬はなかなか売れなかったのだけど、やっと買い手が見つかる。で、この買い手が馬を贈った相手の兄が、お金持ち(庄主、とかいってた)の胡东さんで、馬を一目見て秦叔宝が窮地にあることを察知。戻ってきた弟分に連れられて道士のところに転がり込むと、そこから連絡が行って胡东さんが訪ねてきて二人が兄弟の契りを結ぶ、というところまでがだいたい第4話。
(すみません私の中国語力ではこのくらいが限界です)

このほかに、楊堅の後継争いとか、晋王に嫁入りしたくない娘の騒動とか、いろいろ話はあるのですが。

これ絶対日本でやるべきだと思う。越王勾践を吹き替えでやったりとか、大秦帝国縦横をやったりとかできるんだから、これを日本で放送しない理由がないでしょ。ここまでのストーリーでは、多分だけど严宽さんじゃなくてもみたいかも。

ちなみに、キャストは新水滸伝と共通の人が多いようです。