宮鎖心玉はじまった

「宮〜Palace」邦題は「宮〜時をかける宮女」でしたっけ?于正作品の宮シリーズの、これが第1作なんでしたっけ?
(疑問符ばかりですみません)

DATVの番宣だと「『美人心計』のヤン・ミー、ウィリアム・フォン主演」っていうんですが、美人心計を引き合いに出すのであればミッキー・ホーのことも思い出してあげてくださいよホント。冯さん美人心計はまんなかへんにちょっとしか出てこないじゃないですか。何さんはかなり前の方から最終回までしっかり出てたんだし、杨幂とカップル役だったのも何さんの方だったのに。

現代女性が清朝康熙帝時代にタイムスリップ、という設定は宮廷女官若㬢とまるっきり一緒です。歴史マニアというのも同じ。の割にはテイストはかなり違います。

タイムスリップのきっかけは、あっちが恋人(馬天宇)との喧嘩でしたが、こっちは親の決めた婚約者(严屹宽)との婚約発表の場から抜け出して…というもの。(五分刈りの严宽さんはなかなか眼福でありました)

こっちでは、四はぼっちです。十三がいません。一方、八がつるんでるのは九と十で、十四はまだ出てきません(後半で出てくる・私の大好きな茅子俊が十四役です)。そして、あっちでは八賢王と呼ばれて人格者だった八が、こっちでは宮女に嫌がらせしたりする結構イヤな奴スタートです。この八が冯さん、四が何さん。

あっちのヒロインは将軍の娘で八の側福晋の妹、という家柄のいい人なのですが、こっちのヒロインは空から降ってきた仙女として皇太子に見初められるものの、そのことで皇太子は廃位となり八からは嫌われるといういきなり大事件勃発でおなか一杯という于正テイスト。しかも、まだ4回目だというのに、もう八はうってかわって主人公に夢中になって側室に迎えようとするけれど、主人公の側では八はイヤな奴で、励ましてくれたり助けてくれたりした四(だとはまだ知らないのだけれど)にほのかに想いを寄せつつある、という感じ。
つまり、ヒロインが好きになる順序も、あっちは八→四でしたが、こっちは多分四→八。

これだけ違えば、設定が同じであってもストーリーとしては全然違うものになるので、今のところ私は結構楽しめています。何より、辮髪でもルックスは好みではない冯さんの、気になる女にいろいろ嫌がらせをする古典的ラブコメっぷりが楽しい。蘭陵王でも、バカップルやってたり肉まん握りつぶしたりする冯さんの方がよかったし。やっぱりこの人はラブコメの人なんだなあ、と。

とりあえず4回目までの感想はこんなところ。