雍正王朝を見終わった。

うん。やっと見終わった。

宮廷女官若㬢を見てからこれを見ると、同じ事件を物語にするときにどう味付るのかの違いが分かっておもしろいと思う。たとえば康熙帝が十四皇子を殺そうとして兄弟が止めに入る話とか、十三皇子が九皇子に掴みかかっていく話とか。

前にも書いたかもだけど、十四皇子が大将軍王になったとき、若㬢のほうでは八・九・十皇子は「よかったなこれでお前が後継者候補の筆頭だ」と祝福していたけど、雍正王朝では裏切り者扱いされるんですね。で、康熙帝崩御のときは別として、それ以後は十四は八・九・十とはあまりつるんでない(まあ墓守にさせられちゃったのでつるむにつるめなかったのかもしれないが)

十四が康熙帝に一番気に入られていた、という話は両方に出てくるけど、雍正王朝ては一応、康熙帝自身が四を後継にすることを決めたとなっている。

一番大きな違いは、八皇子がとても嫌な奴として描かれていることですね。主人公である雍正帝が管廊の腐敗を正し改革を進めるために命すり減らすみたいに描かれているのと対照的に、八は既得権益の代弁者であり改革の妨害者であり、確かに人望めいたものはあるかもしれないけどそれは腐敗官僚や改革に反対する人の利益の代弁者だからで、どこらへんが「賢王」なのかまるでわからない。

十三の人はかっこよかったです。これは両方共通。あと。ちょっと顔も似てるかも。(袁弘ほど濃い顔じゃないけど系統としては一緒かも)


あと、果親王って人が出てきますが、みんなの大好きな「諍い女」の果郡王→果親王允礼ではありません。永ナントカっていう爺さんでした。

ちなみにですが、雍正王朝のスピンオフドラマで李衛当官っていうのがあるらしいです。これも機会があったら見てみたいかも。