歩歩驚心 読み終えた

下巻は届いてから1日で読んでしまいました。

いろいろとドラマ版との違いとかがわかったのはよかったんですが、それにしても小説の方では結構あからさまに、将来性のない八を見切って次期皇帝である四にすり寄って行っている感じ。ドラマでは「私を娶りたいですか?」と若㬢が四に尋ねるシーンがあるけど、そこなんか「私を娶ってください」だし。

あと、自分が未来からきたことを告白するシーンってドラマの方では十三に1回と四にも1回あったと思うのだけど、それもありませんでした。

個人的な感想でいうと、この程度の小説であの名作ドラマを作った脚本家とプロデューサー超偉い。特に、小説を読むとドラマの時より余計に若㬢の行動に共感できる部分が少ない。(その代り、雍正帝の粛清に対して若㬢がだんだん恐怖を感じるようになる下りは小説の方がよくわかる)

そしてやっぱりこれはあくまでも十四の報われない片思いのオハナシだという私の印象は変わることはありませんでした。

あと、十三と緑撫の娘が敏敏の息子のところに嫁入りするオマケが付いてましたけど、正直これホントにいらないと思った。全然、「だからなに?」くらいの感じ。