九州海上牧雲記

はい。見終わりましたよ。うん。

 

正直な話、70話くらいまで見た段階で、これあと5話でなんか絶対に終わらないだろ、という感じだったし、ツイッターとかでも「続きが気になる終わり方」だというのは聞いてはいたので、実際に75話見終わって「終わった」感皆無なのはまあ仕方ないだろうなと。75話でこの感じということは、全部の話が収集がつくまでには200話くらいは必要なんじゃないだろうか、と思いました。とはいえ、じゃあ不満タラタラかというと、そんなことはなくて、すごいものを見せてもらった、という気持ちではあります。でも続きが見たい。キャラが魅力的なんですよ。彼ら彼女らがこの先どうなるのかホントに切実に知りたいと思います。多分人が二次創作を始めるのって、こういう続きが見たい気持ちからなのかなあ、などとぼんやり思っています。

ファンタジー苦手と前から言っている私ですが、これは割と大丈夫だったというかこのテのは平気だというのがわかった(ダメなのは、三生三世ナントカとか古剣奇譚とか花千骨とかの恋愛メインのファンタジーのようです)。

 

九州シリーズ、というのは中国の作家7人(だったと思う)が共同でファンタジーを書いている世界観のことで、東西北の3つの大陸があって9つの州に分かれていて、そこに人族羽族巨人族とか6つの種族が住んでいて、人族は東大陸に王朝をたててそこを中心に生きている、その文明は8000年続いている、みたいな感じで、海上牧雲記はその8番目の王朝「端朝」が建国から300年たった、という頃の話です。

北大陸の瀚州、人族は8部族(これは上の6つの種族とは別)あって、端朝に支配されて苦しい生活をしている。その中で碩風族の族長の息子和葉が1人目の主人公。
端朝の300年前の建国にかかわり兵権をずっと担ってきた穆如家の3男は、生まれた時に星周りから「牧雲から皇帝の座を簒奪する宿命」とされたため、牧雲の天下をゆるかすのをよしとしない父に捨てられた子寒江が2人目の主人公。
端朝の皇帝と最愛の銀蓉妃(魅族という超能力が使える種族)から生まれ、星回りから「この子が皇位につくと大乱が起こる」と言われた皇子牧雲笙が3人目の主人公。

とか書き始めましたが、いやまあなんかもう「見てくれ」としか言えないです。すごい画面綺麗。結構血しぶきが飛んだりバイオレンスな描写は有りますが。

そしてこれのシリーズもの、とはいえ海上牧雲記より700年前の時代を描いた「九州縹渺録」がwowowでやってるので、それもまた見なければなりません。