コウラン伝(皓鑭傳)のNHK-BSでの放送に関するもやもやなど。

というわけでこれも始まったので見ています。うん、NHKさんなので吹替なのですがとりあえず中国語音声で日本語字幕で見ることができるのでそこはまあまあ良いかなと。最初吹替で見てしまって声優の声がなんというか合わなさすぎる感じで、これ吹替でしか見られなかったら1話で脱落してたよなあと。

でまあ、これ于正さん作品のよくあるパターンで他のドラマで見たような人がたくさん出てくるんですが、今回それがホント個人的にはモヤモヤの原因だったりします。というのも、主要キャストがほぼほぼ延禧攻略とかぶってるんですが、ツイッター上では「エイラクのあの人が出てる」みたいなのばっかりで。うん、確かに延禧攻略はものすごくよくできたドラマだったと思いますよ私も。あれがきっかけで中華時代劇見るようになった人もいるだろうしね。だからそれに出てたあの人が出てる、って思うのは当然だと思うけど、でもこのドラマをこのドラマとして楽しむよりも、「エイラクのあの人が出てる」という視点でしか見てないんじゃないだろうかな人がホントたくさんいて、なんというか個人的にホントにモヤモヤが止まらないのです。まあ、他人がどういう風に見てようと関係ないっちゃ関係ないんですが、ドラアの内容そのものよりもそんなところで盛り上がってると、于正さんにしっぺ返しくらうというか遅かれ早かれ脱落するんじゃないだろうか、と思いながら生ぬるく見ています。

あと、今回吹替ってことで、声優ファンの人も「だれそれさんの声だ」で盛り上がったりしてるみたいなんですが、それもまた個人的にはモヤモヤします。まあそもそも中国ドラマって中国人が中国人の役で中国語を話すドラマでも本人じゃなくて吹替だったりするわけなのですが、それでもなんというか日本語の声が俳優さんのイメージと違い過ぎてこれ誰がキャスティングしたんだ?と思うし、声優ファン界隈の盛り上がりって個人的には違和感でしかないんですよ。うん。

あとね、気になってるのは、どう聞いてもセリフは「王后」なのに、字幕が「王妃」なことですね(たぶん吹替のセリフも「王妃」になっているのだろう)。これ確か昔「宮廷女官チャングムの誓い」の時に、本来朝鮮王朝の王后(中殿)のことを「皇后」って訳して結構あちこちから突っ込まれたというか怒られが発生してたと思うのに、またやらかしてるのね、的な感じだったりします。

まあ、茅子俊さんがNHKで見られるというだけで本来文句言えた筋合いじゃないんですけどね。