孤高の花 おしまいまで。

後半面白かったので62話でも長いと思わなかった、ような気がするけど、20話あたりとかあんまりマジメに見ていないので、そういう意味では長かったのかもしれません。

ええと、評価的にはB+という感じです。まず、男1と女1ですが、結局最後までウォレス・チョンさん格好よく見えるようにはなりませんでした。うーん残念。一方のアンジェラベイビーさんでありますが、料理作ってるシーン見て「雲中歌」思い出したりしないこともなかったけど、あれよりははるかに(演技的には)マシでした。ただ、設定の都合なのかなんなのかわかりませんが、あの白いひらひらの衣装はどうなの?目立つし動きにくいでしょ?と思った。
次に。耀天公主と敬安王子ですが、うん、美男美女よね。やっぱり孫芸洲さんは目がいっちゃってる時のほうが魅力的です。そして甘婷婷やはり美しい(私の考える中国美女のツートップはこの人と熊乃瑾です)

で、このドラマで一番気になった点は、明らかに作中では「大王」「王后」「王位」と呼んでいるのに、字幕が「皇帝」「皇后」「皇位」になっていることです(あと「公主」が「皇女」になってるのも気になるっちゃー気になるけどそれはこれだけじゃないし)。その昔チャングムかなんかで朝鮮王朝の王の后を「皇后」って訳しててどっかから突っ込まれてトンイとかでは「王妃」になってたのとか思い出したりして。

今回はあんまり下調べしないで見たので、これがいつの時代のドラマなのかわからなかったのですが(「皇帝」が出てこないところを見ると秦より前の架空時代?)ちょっとそこらへんもう少し神経つかってほしいなと、字幕作る人に。

戦神とはいえチートすぎるだろ楚北捷、とお前結局なにしたかったんだよ何侠、と女って面倒くせえな十三娘と、本末転倒じゃんな耀天公主と、可哀想な冬灼にもっと可哀想な楚漠然、意外とどうでもよかった張貴妃、出番少なかったけど結構好きなキャラだった番麓、

というようなオハナシでした。


(追記)
中国に限らず時代劇的なドラマを見るときには、登場人物に歴史上の実在の人物がいる場合には、その人のことをウィキペディア程度でいいので目を通しておくことを強く強くお勧めします。これは「女医・明妃伝」の時に特に強く思ったのですが、あのドラマは史実知ってると知らないとでは全然頭に入ってくることが違いますね。そのほかにも、たとえば「秀麗伝」もそうだったし、「王女未央」もわりとそうでした。

孤高の花

というわけでたまっていたのを正月に消化しようとしてあんまり消化できなかったのですが。

いやこれさあ、面白いとは思うのよ。ストーリー的には。ハラの読めない人ばっかりだし。なんだけど、普通はここまで見れば主人公補正がかかってウォレス・チョンさんかっこよく見えてもいいかと思うんだけど、いつまでたってもかっこよく見えるようにならないのです。

別に私が孫芸洲さん好きすぎるからではないと思う。現に、なにこのダメ王と思っていた司馬弘の人(秀麗伝で劉玄やってた人)でさえ、悪くないじゃんと思えているし、涼国の大将軍の人(この人もどこかで見た顔なんだよなあ)もかっこいいよねと思うのだけど。

そして、ほんと人の命を粗末にする英雄だなあと。

「諍い女たちの後宮」のおかしな宣伝文句

前のエントリでも描きましたがホントおかしい。

康熙帝支配下後宮で、母を殺した犯人を探す18歳の少女。宮女たちが皇帝の寵愛を得ようと競い合う中で」
いやそもそも、母を殺した犯人をつきとめるために後宮に入ったわけじゃないでしょ主人公は。あと、皇帝の寵愛を得ようと競い合うのは基本的に「妃嬪」であって宮女じゃないし。
清朝時代の宮廷を舞台に、皇后と側室たちの欲望渦巻く諍いを描く宮廷愛憎劇」
いやだから、皇后どこに出てきてるのか?側室の一人が寵愛を得るためにいろいろ画策してるのは事実だけどそのくらいしか「側室たちの欲望」ってないと思う。あ、手癖の悪い妃がいましたね、宮中の品を盗み出して横流ししちゃう人。あれも「欲望渦巻く」なのかな。
いっこ前でもかきましたが、中身みないで書いてるでしょ。

そういえば、于正班笑傲江湖に「月下の恋歌」という邦題がついたときの宣伝文句も、「月の光の下で恋を」みたいなことが書いてあって、いやあのドラマの中で月下のシーンつったら、まだ東方不敗が男のフリをしていた時に麦畑みたいなところで酒飲むシーンくらいしか思い浮かばない(盈盈と冷狐冲が湖のほとりで曲を奏でるラストシーンって月出てたっけ?

諍い女たちの後宮はじまったよ。

配給会社?がツイッターに流している番宣の、「皇后や側室たち」うんぬんかんぬん、いやあれ絶対に中身見ないで書いたでしょ?このドラマ、側室が寵愛を競う系のオハナシってほぼないじゃないですか。というか皇后どこにいたっけ? 康熙帝の側室は何人か出てきますが、ストーリーに絡んでくるのは二人くらいだし。

2回目に見ると(&日本語字幕で見ると)いろいろとつっこみどころもあるんですが、今のところまあ自分の中国語理解もあんまりまちがってなかったかな、と。

ちなみにここで康熙帝の皇太后やってる人は、寂寞空庭春欲晚で康熙帝太皇太后やってた人だと思う、多分。あと、一部で「無駄にかっこいい太監がいる」と言われている人は、「謀りの後宮」の皇太子の人ですね。あとでちゃんとこの人の見せ場があるので期待しましょう。

择天记 看完了

うん。終盤服が蒼くなってからの秋山君はかっこよかった。でもって、彼が命がけで有容を助けにはいって殺されるのもまあ予想通り。まあそこらへんはよいのだが。
いろいろと消化不良なところがあって、南客はこれからどうすんのよ、とか、寒食もうちょっと見せ場作ってあげてもよかったんじゃない?とか、小黒龍はこれからどんすんのよ、とか、そもそもストーリーが最初からちゃんとこういう落としどころを目指していたように思えないので後半のアタフタ感がちょっとしらける、などなど言いたいことはたくさんあるのだが。まあ終わりまで見ましたよ。5点満点だと2.8くらいの満足度でしょうか。途中で星陣の話がメインになったあたりからはやっぱり自分には仙侠ものはあわないなあと。

多分だけど、ルハンくんのファンとかには大満足な内容だったんじゃないのかな。

今のところ、武神趙子龍もなんか少年少女向けっぽくて見ているのがなかなか辛いので、ちょっとためてしまった孤高の花をちゃんと見るかな(あれ62話もあるのね)。あと、長かったミーユエももうちょっとで終わるわけですがこれ終わったらどっとロスが来そうです。

择天记

というわけで終盤にさしかかってというかもうすぐ終わりなわけですが。

どのへんからつまらなくなったんだろうな。母子の名乗りを上げたあたり?あそこらへんで感動できるひとはきっとこの手のドラマが好きなんだろうけど、あたしはどうしてもああいう過剰に情愛を重視する展開が好きじゃないんですよ。

キャラとしては、三十六にしても轩辕ナントカ君にしても落落にしても小鄢龙にしてもとても魅力的なんだけど、それ以外のキャラ、主役とヒロインがあまり魅力的に感じなかったのです。

(んでもって今たまたま「月下の恋唄(笑)」を見ているわけなんですが、いくら于正があれこれブチコワシにしていたとしても、元が金庸の名作な文、ドラマとしてのできが格段に違う、というのを感じました。ちなみに5周目くらいになる新笑傲ですが、今回初めて邦題が出てくるのを見て、「この邦題はないわ。しかも出し方がひどい」と思った。そもそも笑傲江湖みたいな名作にこんなアホな邦題をつけるセンスが最低最悪)。

ここまで見たので最後まで見るつもりでしたが、見終わった後になにかが残ってくれることを期待します(仙剣3も後半ミッションの難度が超インフレ状態でちょっとしんどかったけど、忘却の湖のくだりで完全に気持ち持って行かれたし)

三国志 趙雲伝

という邦題がついている「武神 趙子龍」ですが、やっと見られるようになりました。(しかし週2話のために月に2700円くらい払ってるのが2チャンネルもあるとやっぱり自分でも無駄遣いだなあという気がとてもする(DATV,なぜか「月下の恋唄」やってるのでそっちもみればいくらか高いという感覚も薄れるのではないかと思うけど、美人心計と宮廷の諍い女の次くらいに繰り返し見てるからなあ)。

で、2話目まで見ましたが、うん、やっぱり林更新はいいなあ(ニヤニヤ)。この前「演じているのを見たいのは罗晋て書いたばかりだけど、林更新はほんと、いつまでもによによと見続けていたい感じがします。

で。今のところまだ唐卓は生きてるし呂布貂蝉と出会ったばかりなのですが、呂布がいまいちかっこよくないと思う。いや、三国志において別に呂布はイケメン枠ではないのかもしれませんが、なにしろ私たちはすでにピーター・ホーの呂布を見ているので、呂布がいまいちだとやっぱり残念な気がする(ちなみに三国志のイケメン枠というと本来は周瑜ですからね、諸葛亮ではなく)。貂蝉古力娜扎なので、「なんでこの人が貂蝉?」みたいな疑問は今のところないです。
あと、王允の人って、もしかして傾世皇妃の花じいの人?