神雕侠侶

で、次にアマプラで見たのはこれ。金庸の名作を于正が陳暁主演でドラマ化したやつ。

ストーリーは有名だから雑に書きますが、「射鵰英雄伝」の楊康の息子が郭靖に全真教に預けられて逃げ出して古墓派に弟子入りして古墓派の師匠と恋仲になって郭靖の娘に腕を切られてモンゴル軍と戦って、ってやつです。(これでもかというくらいの雑さ)

じつは原作を読んでいないし、何度もドラマ化されているけど私が見るのは初めてなので、どこらへんが于正が勝手にぶっこんできた話でどこが原作準拠なのかわかってない部分も結構あるのですが、まあそれはさておき。

いやなにこれ。まあ男性陣のキャスティングが「俺得」としかいいようがありません。陳暁はもちろん、陳翔でしょ、張哲翰でしょ、張天陽でしょ、黄明でしょ。もうそれだけで見ていて楽しかったし。

唯一残念なのは、多分百万回くらい言われていることだろうと思いますが、他の女性キャストが本当に美人揃いなのに肝心の絶世の美女のはずの主人公が残念、っていうことですね。しかも、この人がこの後陳暁と結婚してるとか考えるといろいろとモヤる。

はともかくとして、この小龍女さん、なんかうじうじして煮え切らないし自己肯定感低すぎるし思い込みで行動しちゃうし、郭靖の長女の郭芙が圧倒的に嫌な性格の女だというのはおいとくにしてもこの小龍女だって相当に付き合いにくい女だと思う。あと、黄蓉も結構疑心暗鬼で嫌な性格だなあと(射鵰ではもっと朗らかだったと思う)。

あと、これ言ったら偉大なる金庸さんにケチつけることになるわけなんだけど、宋の国を蒙古から守ることでそんなに一致団結するくらいみんな愛国心に燃えてるという状況がなんともいえず気持ち悪いなあというのと、郭靖たしかチンギスの息子世代とは一緒に育ったりしてたはずなのに全然ためらいなく相手殺して喜んでるよね、とか、そういうのも微妙に気になりました。

まあ、笑傲江湖が霍建华のプロモーションビデオだったのと同様、これは陈晓のプロモーションビデオ(ついでに配偶者の紹介)だと思うのがいいのではないでしょうか。

だから次は吴磊で侠客行作ってください、于正さん。