全民公主つづき

というわけで一週間の最大の楽しみが孙艺洲を見ることになりつつある今日この頃です。

シャオトンお嬢様のお婆さん(というかお爺さんの再婚相手)、全財産をお嬢様から取り上げてなかなかの悪党かなと思ったら、実はお嬢様を甘やかさず自立した女性として金鮮グループの後継者にふさわしい人になるよう鍛える、という目的で、そのためにズーハオに協力を求めた、というわけで(しかし、「彼女をダメにするつもりならあなたとの結婚を認めていた」と言われてしまうズーハオの立場って…)、そうとも知らずズーハオを憎みつつも心のどこかで忘れられずにいるシャオトン、そして長年の友情もなんのその、シャオトンを思うあまりにズーハオを軽蔑するユーエン、ズーハオとよりを戻したくてユーエンのシャオトンへの気持ちを利用する元妻ミン、といろいろいるわけですが。

ユーエンとズーハオ、どちらもシャオトンを思っているわけだけれど、その思いの深さというのが全然違うんですよね。シャオトンが困った状況に遭遇すると、ユーエンは自分が手を出して助けてしまう。でもズーハオは、彼女がそれを自分の力で解決できるようにヒントをあたえつつ突き放す。先週放送分あたりからそのへんがかなりはっきりしてきて、今週(25集〜27集)になるとそのあたりがより鮮明になります。そしてズーハオがシャオトンのために憎まれ役を引き受けたという事実が明かされた後、三人の関係はどうなっていくのかというのが終盤の核になっていくんでしょうけれど。

ていうか、そもそもズーハオが憎まれ役を引き受けた理由の一つには、そうしなければデザイナーとして金鮮と専属契約を結んだユーエンの将来をつぶすとお婆さん(この人が金鮮の現会長)から脅されたということもあるわけで、まあその事情をユーエンは知らないとはいえ、長い付き合いなのにそんなにあっさりズーハオを人として見限っちゃうあたりに、ユーエンの人としての愚かさが表現されているわけです。

(少なくとも物語前半では、逆玉狙いのズーハオに対して人としての善意から危惧を抱いていたりして、ユーエンはひたすらいい人として描写されていたんですけどね)

にしても、まさかの孙艺洲完落ちですけど。ああ早く秦时明月が見たい。