全民公主 おしまいまで。

まああと残り2回となった時点でハッピーエンドになる筋は見えてきたし、自動車修理工場の小老板がユーエンとくっつく流れになるんだろうなというのは想像できていたので、まあ予定調和といえば予定調和なんですが。

ユーエンがシャオトンとの距離を縮めていく間、それを見守って、しかも恨まれ役をつづけなければいけなかったズーハオの切ない気持ちとかが、もうなんというかこう、言葉にできないもどかしい感じ、そしてこういう役がとても上手い人なんですね、孙艺洲さんて。

正直、続若㬢の司翰も、黒猫巡査とかいってて张晓とラブラブな頃とか全然興味なかったけど、元カノが帰国して妊娠しててしかもそれが张晓の親友で张晓と別れてそっちと結婚せざるを得なくなったころの半分以上死んだ目とか、ゾンビ復活後の狂気っぽい目とか、そういうなんとなく心の闇を感じさせる役がうまい人なのかなあ、と思っていて、そしてこの全民公主も、逆玉狙いのダークな役なのかと期待して見始めたのに、意外といい人の役で、最初はちょっと拍子抜けだったんですが。

意に反してシャオトンと別れ、彼女のために憎まれ役となることを選択してからの、本心を隠して(そして時々隠しきれなくなる)ふるまうズーハオはとてもとても魅力的でした。

それとですね。李承铉(やっと漢字が出せるようになった)、この人はうまいんだか下手なんだかよくわからないというか、今回のユーエンの役は、善良で気弱で、かつちょっとだけ心が狭かったり、でもやっぱり基本的にはとてもいいやつ、というわりとめんどくさいというか微妙な役だったと思うのですけど、そういう微妙さゆえにわざと微妙に大根っぽく演じていたのかな、と(唐宮燕の李隆基のような凛々しい役の方がこの人にはあっているような気がする)。

最初の3回分を見損ねているわけなのでそのうち動画探してみようと思います。