秦时丽人明月心おわりまで(若干ネタバレあり)

というわけで見終わりました。うーん。結末が不幸せendだというのが事前に知っていたんでショックとかはないのですが、いろいろと思うところが。

まず第一なんですが、「子供のころにお互いの身分も知らず知り合って、ずっと思い続けてきたその相手と大人になって再開し」みたいなパターン、結構見飽きたような気がします。雲中歌がそうだったし、孤高の花もそうだったし(ってたまたま最近見たってだけですが)。

次。なんか登場人物が頭悪い。荊軻が素直というか裏を読まない人なのはおそらくそういう長所の人という設定なのだろうから仕方ない(にしても考え浅いよね)のかもしれないけど、人の忠告に耳を貸さない人だなあと。一方で知略にも長ける女侠であったはずのヒロイン麗姫も、後半加速度的に頭悪くなっていって、おまけにこの二人、その時その時で結構場当たり的というか、生き延びるために結構大きなものを捨てている割には、それだけ大きなものを捨てたくせに結局最後は命を粗末にしてたりとか、芯がない感じがして。どうしても私はこの二人には感情移入ができませんでした。

そこへいくと大師兄韓申は麗姫を守りたい感情が圧倒的に強すぎて時々向こう見ずな行動をとりますが、一貫して麗姫のためだけに生きている感じで、個人的には結構好きでしたね。あと、嬴政の側近の李仲さん、この人もイエスマンの側近ではなくて、ちゃんと人を見る目もあるし自分の意見もある人で、最後は嬴政の盾となって死ぬんですが個人的には脇役で一番好きなのはこの人でした。

その他気になった点としては、燕太子丹、彼は麗姫の剣舞に乗じて刺客を放って嬴政を暗殺しようとしてるのですがそのことは視聴者にはわかるけど物語の中では明かされない。まあそれはよいとして、高漸離がいうほどの人としての卑劣さはあんまりよくわからなかったと思う。周りの人がどんどん彼のために命落としてることについて一応は心を痛めているようではあったし。

それと、楚夫人のキャラも最後いい人みたいになって死んでいきますが、最初は李斯と組んで昌平君を殺そうとしておいて、あとで昌平君の罪をかぶって死ぬとか(李斯も昌平君も楚夫人も全部楚の人)良くわからない(昌平君って楚の公子なので楚の公主である楚夫人とは関係深いような気がするんですけどね)。

まあ、张彬彬の美しさを愛でるにはなんの問題もないのですが、最初から最後まで、怒った顔も笑った顔も優しい顔も切ない顔も、申し分なく美しいので(結局そこかよ)。

**追記**

麗姫の侍女の清児、彼女があまりにも麗姫に忠実すぎるあたりがちょっとずっと気になってはいたのですが、最後の最後になって、実は麗姫を監視する盈政の命を受けていたことが明かされます。荊軻の死について彼女の果たした役割が結構大きいわけで、なんかそこらへんが個人的にはなんだかなあ、でした。

**追記終わり**

 

多分そうだと思いつつ今更調べたのですが、これって小説「秦时明月」シリーズの第一部である「荊軻外伝」の映像実写化作品ということのようですね(え?てことは、主人公って麗姫じゃなくて荊軻のほうなの?)。なので話として次につながるのが私が見る見る詐欺を続けている蒋劲夫と陆毅と孙艺洲とかが出てる「秦时明月」になるはずで、いよいよそっちを見なければいけないような気になってます。(中国語字幕しばらく見てないので頭がついていけるかどうか不安ですが)