またまた傾城の皇妃

というわけで最終回までみましたよ。思いっきりネタバレするので、ご注意(今更)。

最終回の1回前で、馥雅は祈佑を信じられなくなったと蜀の皇宮を出ることを決意。楚の復興のために弟の度雲とともに旅立っていくわけです。ドラマの冒頭で馥雅が助けた物乞いの少年が今や周の将校匡胤となっているので、彼なら力を貸してくれるだろうということで周へ向かうのですが、その情報を耳にした楚の皇帝(馥雅の父の弟)が馥雅を殺すために追っ手をさしむける。
祈佑はもともと皇帝の座なんかより馥雅のほうが大事ですから、祈殒に禅譲して自分は一平民となって馥雅をおいかける。そこでまた度雲となんやかんやあったりして、結局のところ祈佑は楚の追っ手から馥雅をかばって矢を受けて川に落ちるわけですね。ここで祈佑は死んだ、はずですよ。

で、さて。

連城死んで皇帝が空位だった北漢、毒使いの連曦が本人は断固拒否していたけれど、結局なんだかんだあって皇帝になります。

一方の馥雅さんご一行、周にたどり着いて匡胤と再会して協力を取り付け、ついでに北漢と蜀の力も借りて、あっさりと楚を奪還。でも実は度雲がラスボスだったことに気が付いた馥雅は、皇帝の冠を度雲にかぶせた直後に殺してしまうわけです。そして馥雅は祈佑をさがす旅に出る、と。

おいおい、ちょっとまて。楚の国はどうなってしまうのだ? 

話の流れからして、匡胤くらいしか残ってないのですが(趙匡胤って北宋の太祖だよ?これちょっとあとでちゃんと調べる)

でもって、馥雅さんは祈佑が落ちた川は相愛の湖(馥雅と祈佑の想いでの場所)に続いているのだの、あなたと結ばれたことは私の人生の喜びだのあなたがくれた命だから生き延びるtだのなんだのというモノローグのあと、いきなり湖畔で笛吹いてる祈佑が現れて、二人で手をつないで湖をみつめておわり、なわけですけど。

中文字幕で見たときは、このモノローグをちゃんと理解できてなかったので、てっきり馥雅さんは身投げして、笛吹いてる祈佑さんと手つないでるところは(画面が微妙にソフトフォーカスだったりしてるので)、死後の世界なのだと思っていたのですよ。

でも、このモノローグ、少なくとも馥雅は自ら死ぬことはしないわけで、てことは生きていて祈佑と再会したということ?(髪型服装から、回想シーンであることは否定されます)

え?なにそのあまっちょろいハッピーエンドは。
原作読んだ人の話では、そんなあまっちょろい話ではなかったようなんですが。


結論:ルビー・リンが悪い(彼女がプロデューサーですからね、これ)




そのほか(ちょっと前後します)。
実は連思を愛していたらしい度雲は、連思になにやら薬を飲ませて自由を奪っちゃうわけですね。寝たきりでうわごとのように祈佑の名前を呼び続ける連思に、度雲は「朕の皇后」とか「朕の子を産めばよい」とか言っちゃうし。
連思が(わたし的には)あまりにもいやな女だったので、こういうの見ても全然かわいそうに思えないというか、髪おろしてねかしつけられている連思、たぶんこのドラマの全シーンの中で一番きれいに見えますよ(あたしが病的なのか)。

そして、祈殒さんの出番がもっとあってもよかった。