「都心」と「副都心」と「新都心」

都心、ってどこのことなんだろうか。


かつては、「都心」っていったら大手町とか丸の内あたりのことだったと思う。都庁がそこらへんにあったからね。で、ある時期に新宿に高層ビル群が出来て、新宿は(それまでだってデパートが沢山あるターミナルだったから十分都会だったけど)「副都心」って呼ばれるようになった。


で、その後になって都庁が新宿に移転したわけだけど。


なんでか知らないけど、相変わらず新宿は「副都心」って呼ばれてるように思う。その一方で、「新都心」って呼ばれる場所が出来てきた。それが「さいたま新都心」と「臨海新都心」。


これ、おかしくないかなぁ。そもそもさいたま市は都じゃないじゃん。

(「都心」の「都」は「首都」の「都」であって東京都のことのみを意味しているわけではない、という考え方なんだろうとは思うけどさ)


本来ならば、新宿のほうが「新都心」だよね。といっても都庁移転してもうかなりたつから、いまさら新でもなくただ「都心」でもいいような気がするけど。

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そもそも的に言えば、「都心」=「都庁のある場所」という意味合いはないだろうと思う。多分ね。ただ、都心という言葉から考えれば、そこがいろんなことの中心地でなきゃいけないと思うし、そういう意味では現在の新宿は都心と呼ぶにはふさわしいと思う。まあ新幹線は止まりませんけどね。


で、「都心」は新宿でいいとして(なんで勝手に決めてるんだろう?)、では「副都心は?」となると、「臨海副都心」。これでいいんじゃないだろうか、と思う。(臨海部はすでに「副都心」とも呼ばれているような気もするけど)


じゃ「新都心」は?ってことになるけど、別になくてもいいような気がする。どうしてもという人は、スカイツリーのあたりをそう呼べばいいじゃん。
(だからなんで勝手に決めてるんだよ)