冯紹峰さんのことなど。

これまでさんざん、冯さんのことをルックスはタイプじゃないだのなんだのと言ってきましたが、宮鎖心玉を見てわかったことがあります。

この人は、怒ったり笑ったりがころころ変わるのがいいんだ、多分。

蘭陵王の時にはあまり感じなかったんだけど、この人、表情が目まぐるしく変わるとかなりいい感じです。結構オーバーなくらい(日本で言うところの「クサい演技」的に)感情を表に出しても、なんというかクドさがないんですね。そういう、頭の中身が素通しになってるみたいなわかりやすさが、多分ですがこの人の魅力なのではないだろうかと。

ここで(飽きもせずに)严宽さんと比較しちゃうと、严宽さんの場合、笑う場面でも「優しく微笑んでる」って感じだし、怒りの場面でもそれを内に抑え込もうとしてる、という感じになるわけなんですが、冯さんの場合は微笑む場面でもニッコニコ+ニタニタ、っていう感じだし、怒りの場面では頭から湯気噴きそうなくらいあからさまに怒りますよね。

まあこれはそういう役だから、ということもあるんでしょうけど、多分だけどキャスティングの時点でそういうキャラの色付けがされているんではなかろうかと。

(そも、严宽さんには冯さんがやってるようなアホキャラは向いてないような気がする。微博見る限り中の人は変顔写真とかとるのお好きなようですが)

ここしばらく、毎日見ているのが蘭陵王の字幕版と宮鎖心玉(と楚漢伝奇な「項羽と劉邦」)という冯さん漬けな日々なんですが、蘭陵王で冯さんを好きになった人には、ぜひ見てもらいたいと思います、辮髪な冯さんのころころかわる表情を。

(ルックス的には美人心計の劉章が一番かっこよかったというのは今も変わらないんですが。考えたらあれも、割とヘンな人の役ですよね)

追記:
ちょっと前、twitterで盛り上がっていたのが、「美形のゆるキャラ」説。まあボディもゆるいとかそういう話もあったりしましたが(笑)、あれだけ感情をわかりやすく表に出してもうざくもくさくもくどくもならないのは、本人の薄さというかゆるさ、に起因しているんだろうなと思います。

でもって、私はどっちかというと目つきがわるかったりちょっと癖のある人のほうが好みなので、あんまりこの人には萌えないんだろうな、と。(でも八爺は魅力的だと思った)