謀りの後宮のその後。

皇太子の立場が危うく、廃位される公算が大になった時、皇太子の子を身ごもっていた孟芙は、愛よりも保身を選び、皇后と安楽公主の側について、皇太子の情報を漏らす。皇后の罠にはまった皇太子の皇后暗殺計画は、武三思と息子を殺しただけで失敗、謀反人とされた皇太子を落ち着かせるためと称して毒入りの茶を飲ませて殺す孟芙。

それをしった孟凡は、孟芙をなじる。ここで姉妹の関係は完全に決裂。

孟芙は皇太子の子を堕胎したのち、皇后と安楽公主の後ろ盾を得て内舎人にまで出世。一方の孟凡も、皇后一派に対抗するため、というか妹をマトモな道に引き戻すために力を得ようと、昭儀に出世する。

で、孟凡がまたも安楽公主の罠にはめられて濡れ衣を着せられて死罪にされそうになるが、牢ごと買収という大技で時間稼ぎをした隆基や孟凡の部下の力で、無事孟凡の無実が証明されて釈放。隆基は孟凡が仕事のことでしか自分と話をしないことに愚痴をこぼすけど、孟凡はそれどころじゃないわけで。というか、隆基、完全に皇后を敵に回している上に、間違いなくこの物語のなかで知力と胆力が突出してるのだから一番狙われている立場でしょうが。

皇后・安楽公主派と、隆基・太平公主派は、どちらも昭容（上官エンジ）を味方に取り込もうとする。皇后の餌（才能のある美男：でもどう見ても隆基のほうがよほど美男）によろこんで食いつく昭容だけれど、もちろんこの人がそんなに簡単に皇后に取り込まれるわけもないのであって。

それにしても残り２４話なんですが、これから皇帝が皇后と安楽公主に殺されて、皇后と安楽公主が太平公主と隆基に殺されて、太平公主と隆基が決裂して李旦（隆基の父）が皇帝になって、というところまではやるんだろうな。隆基が皇帝になるところまでやるのかどうかは微妙。あと、孟芙は多分死ぬことになりそうだけど、孟凡のほうはどうなるのだろうか。

見る前はもうちょっとラブストーリー的なものなのかと思っていたけれど、でもって中盤ちょっとそれっぽくなった時期もあったけれど、ほぼサスペンスドラマだよねこれ。