狄仁杰之神都龙王

というわけで、これだけ林更新林更新といっているのに、実は彼の出ているのは宮廷女官若㬢しか見ていない私が、ネットで予告編を見てどうしても見たくなった映画がこれです。

(ちなみに、林更新くん自身は、事務所とモメたりとかいろいろあったらしくて、若㬢のあとは「恋せよ姐GO!」と「舞楽傳奇」くらいしか出ていなかったりする。恋せよ姐GO!はあたしの苦手なルビー・リンの現代ラブコメということでどうも食指が動かないし、初主演であるらしい舞楽傳奇はちょっとなんというか微妙なオハナシのようなのでおそらく日本で放映されることはないのではないだろうか。舞楽傳奇のために若㬢の続編というか現代版の出演を断ったらしいのだけど、それは果たして正解だったのでしょうか?微妙だ)

私は知らなかったんですが狄仁杰シリーズというのがあるらしいです。金田一耕助みたいなもの?で、趙又廷さんという方(この人は結構タイプである)が主役の狄仁杰。事件を解決するのを助けるのが、今現在蘭陵王で日本でも人気急上昇中の大陸ナンバーワンイケメンその2馮紹峰の尉迟真金と林更新の沙陀忠という二人なんですね。

ストーリーはというと、唐の艦隊が謎の全滅をして、それがどうやら怪獣が絡んでいるらしくて調べていると、半漁人に美女が襲われる事件があり、その半漁人が実は宮廷にお茶を納める大店のお坊ちゃんで美女の彼氏だったのに薬によって化け物化させられていたりとか、謎の怪獣は謀反を企てる東島人とかいうのに操られているとか(この東島人のお頭つまり敵のボスを胡東さんがやってるんだけど、ものすごくジジイに化けているので誰だかわかりません。これなら別に胡東さんでなくてもよかったのでは?ww)、そして陰謀をあばき怪獣をやっつける、というような感じです。半漁人さんも徐々に回復に向かい(中の人は金汎さんという韓国の俳優さんでこちらもなかなかのイケメンでした)美女と抱き合ってめでたしめでたし、三人組も皇后(眉毛がなくて怖い)から事件解決の褒美をいただく、というような感じです。

船が派手にブチ壊れるシーンは「ああ、タイタニックやりたかったんだな」的な感じですし、怪獣の造形はなんとなくショボさを感じさせます。あと、なんかよくわかんないけど、鎧とか兜とかが日本のっぽい感じだったりします。

(なんだかよくわかりませんね。私の現在の中国語力ではこのくらいが限界です)

林更新くんはお医者さん役。いかにもなマッドサイエンティストの医者(この人は爺さん)のところの大師哥つまり一番弟子のようです。クライマックスの怪獣やっつけるシーンはだいたいおいしいところを馮紹峰がもってってます。

ちなみに、ブルーレイに入っていた特典映像で監督が語っていたところでは、
趙又廷を「智」
馮紹峰を「勇」
というキャッチフレーズで紹介してるんですが、
林更新は「萌」
です。なにその「萌」って。一人だけテイスト違ってないか。

で。林更新くんはやっぱり可愛恰好いいのでそういう意味ではわたし的には眼福であったのですが、それよりもここで私がいいたいのは、

馮紹峰、全然かっこよくなくない?

です。実は蘭陵王もあご周りちょっとふっくらしていてイマイチだなあ、美人心計の劉章のほうがかっこよかったなあと個人的には思うのですが(王の後宮は馮紹峰が出てくる前に見なくなったので知らない)、それ以上に、ホント全然かっこよくないというか、最初「誰この哀川翔を地味にしたような人は」と思ったくらいです。

というわけで、馮紹峰のファンには全然おすすめできないような気がするのですが、でもまあ人それぞれなのでもしかしたらこの馮紹峰が超かっこいい、と思う人もいるのかも。

てなところです。

追記 2014/3/24
日本公開がこの夏に決まったらしいです。私は映画館というのがとても苦手なので(だいたいほぼ頭痛くなる)、興味持たれた方は是非。