少林問道を見終わって、琅琊榜を見終わって、その後(如歌とかみた)

というわけで少林問道を見終わったのです。うん、なんか根本的なところで納得いかないことがたくさんあるドラマですが、とりあえず見て面白くはありました。
(どういうところが納得いかないのかというとうまく説明できるような気がしません。単純な仇討ちのドラマではないというのはわかるのですが、であるにしても仇討ちはこの人らの心の中でどういう風に処理されたんだろうな、みたいなところの周辺に、なにやらとても納得のいかないことがあるのです)

で、見終わって少し開封府を見始めたけど、どうしても途中で飽きてしまって(あのドラマはOPとEDの曲がなんかフランス映画っぽくて好きではあるのですが)、そしたらアマプラ見放題に琅琊榜と甄嬛传が入っていたので、とりあえず3周目くらいの琅琊榜をみました。いややっぱりこれは未だ「最高峰」ですね。これを超えるドラマがこの先出てくるのだろうか。

でこれはもう面白過ぎてあっという間に見終わってしまうのですが、そこでまた開封府を見始めてやっぱりなかなか先をみたい気持ちになれなくて、で、アマプラ見放題に今度は寂寞空庭春欲晩が来ていたのでそれを見ようかなと思ったのですが、これ男性陣はいいのですが、ヒロインの顔が嫌いなんでちょっとおいといて、甄嬛传を見始めたのですが、眉荘さんが妊娠したと思いこまされ陥れられる手前のところで止まってます(あのへんムナクソ悪くて苦手なんですよ)

で、なんとなくタイトルだけで忌避していた烈火如歌(邦題:如歌)を見始めました。迪丽热巴がヒロインで张彬彬も出てくるやつ。でも张彬彬は男1じゃなくて当て馬的ポジション。どういう話かというとファンタジーよりの武侠ドラマというのが一番正しいかなと。江湖の門派の覇権争いに、荘主の娘とその許嫁の関係がこじれた原因だのなんだのが絡んでくるわけなんですが。
面白かったかというと、途中、武侠色の強い部分まではかなり面白かったですね、食わず嫌いで損してたな、と思う程度には。具体的には、暗河宮が壊滅状態になるあたりまで。ですが、男1つまりヒロインと結ばれる役の人が、元F4の人、つまり若いころは超アイドルだった人らしいんですが、アイドルの頃を知らない私にはどうにもこうにもおっさんにしか見えない。おっさん全部が嫌いというわけじゃないんですが、「俺はまだまだ若い女と付き合える」とイキってるタイプの若作りのおっさんなんですよ。でもって、ストーリー上も若いカップルの片割れを自分の運命の女性だからと追いかける系。この人が江湖でも俗世を離れた縹渺派というところの総帥なんですが、100年以上生きてても若々しいままだし、死んで雪のように消えてしまったのに生き返る、それも2度も。うーん、うーん。
いやホントこのおっさん絡み以外の部分は普通に面白い武侠ドラマだっただけに、これがもうなんというか「いやそれいらなくない?」って感じでした。まあ実際のところこの人いないとストーリーが成立しないのだろうと思うのですが。
で、张彬彬なんですが、ずーっと復讐心に囚われていて苦悩と怒りに満ちた表情なんですが、本当はヒロインが好きでたまらないのに、嫌わなければ憎まなければと思い酷い態度をとりつつ、でも命が狙われていると知れば助けようとするし、死んだと思っていたのが実は生きていたのを知った時は思わず喜びが表情に出てしまう(笑顔っぽい表情はドラマ全編を通じてこの一瞬だけでした)とか、自分の人としての器の小ささを思い知らされて苦悩したりとか、そういう张彬彬もよいですね。何よりよかったのは、もうヒロインの心が自分のところに戻ることはないとわかっていて、それでも想いを断ち切ることができないところですね。

追記:
これ、「初夜」に対するこだわりみたいなのがあちこち出てきてそこらへん微妙に気持ち悪かったです。まあ金庸はじめ武侠って割と女性の処女性にこだわりがある話が多い気がする。
それと、主要な登場人物の中に「姫驚雷」という人と「雷驚鴻」という人がいて、名前の文字がかぶりすぎだろ、と思った。

 

というわけで見終わった後、今度はアマプラ見放題に「将夜」が来ていたので、それを見始めています。これもまあファンタジー系といえばファンタジー系なのですが、ダークファンタジーというか、ふわふわ恋愛系ではないので、今のところ面白く見ております。