仙女湖

いやこれちょっといろいろと危ないドラマだなあ、と。

基本的には玉皇大帝の末娘である仙女・小七と最後の墨家・非楽とのラブストーリーなのですが、玉皇大帝と大昔に愛しあっていた仙女湖というのがあって、大帝と再び会えることをずっと待っている。一方で大帝の皇后(仙女たちの母)はそれを阻止するためには娘を犠牲にすることもやむを得ないと考えているわけです。

小七はおきてを破り人間界に降りて非楽と出会い、愛し合うようになる。その愛に心を打たれて、仙女湖が二人の親代わりとなることで二人は夫婦となり仙女湖のほとりに家を建てて二人で暮らすのですが、それが皇后に知られて、非楽を殺さない条件として小七は天界に戻り、おきてを破った罰として人間として生まれなおすことになる。その生まれなおす先が、小七が親しくしていた米麺屋さん(そして米麺屋さんの奥さんは難産で命を落とす)。

その子(初七と名付けられた)が6つか7つになったころ、仙女湖のほとりに住む藁靴侠客という英雄の話を聞かされ、憧れの気持ちを抱く。一方の非楽はある日米麺屋さんを訪れ、そこにいる娘が小七の生まれ変わりではないかと疑念を抱く。仙女湖のほとりに英雄を訪ねてきた初七のしぐさに、それが小七であることを確信する非楽…、という感じがだいたい17話くらい。

いい大人が、6,7歳の幼児の中に妻を見出しちゃってるんですよ。これ非常にまずくないですか?

非楽を演じているのは、新水滸伝で武松役だった陳龍さん。この方とても濃い凛々しい顔立ちの方で、どちらかというと濃い顔が苦手な私なのですが、この人はなんというか苦手に感じないんですよね。
(ちなみに、新水滸伝での個人的な三大名格闘シーンのうちの二つはこの人関係)