王者清風 おしまいまで

というわけで、視聴完了。

結論からいうと、かなりどうでもよかった感じでした。

いや、個人的にはかっこいい叶大侠(马敬涵)がたくさん見られたのはうれしかったんですよ。でもね、それ以外に何があったかというとですね。

主人公である乾隆帝というか愛新覚羅弘暦ですが、こいつが女好きで、よく言えば軽妙、悪く言えば軽薄、なんですね。そのキャラクターがどうにも好きになれなくて。まあ主人公好きになれなくてもドラマの面白さとはあんまり関係ないというのはあるんですが、これはちょっと、ねえ。

このブログは普段あんまりネタバレとか関係なく書いているわけですが、なんというかもうネタバレしようとかいう気にもなれませんでした。

なぜか乾隆帝即位後までも存命な廉親王が五皇弟弘昼を操って自分が皇位につこうと執念を燃やしていて、そのために弘暦が実は雍正帝の子ではなく漢族だという噂を利用しようとかいろいろあって、まあミステリー仕立てといえば聞こえはいいですが、ストーリーが練られなさすぎというか、なんかその場その場でエピソードを作っては適当に回収してる感じ。特に、弘昼が死んでから以降のストーリーは、ストーリーをわざとめんどくさくするために必要のない難題を持ち込んだ感があって、いやそれ必要ないだろうと。

それにですね、最後、オチは記憶喪失ですよ。記憶喪失。喪失した記憶を取り戻すんじゃなくて、親の仇を愛してしまったヒロインの葛藤は、その記憶を失うという形で解決されて、愛する人の側室となってメデタシメデタシですよ。で、そのヒロインをずっと想いつづけ支えてきた叶大侠は、いつの間にか彼女の侍女だった女の子とくっついてるし。

なんだったのでしょういったいこれは。 あー安っぽいドラマだった見終わってみれば。わたし的には马敬涵がたくさん見られた(特に後半はこっちが主役といっていいくらいだった)くらいしか収穫はありませんでした。…あ、高洋はかわいかったです。

以上。